みんななにかの依存症
2025年08月17日 08:16
2025年8月16日(土)
夏の休暇の時期、みなさんはどのように満喫されていますか?
楽しみなことというのは計画している時からうきうきわくわくしますよね。
さて、今日は、「人間が、皆、何かの依存症」であるという根拠をお話します。
依存症というと、自己コントロール不可能な心の病のように感じ、なんだかドキッとしますがまあきいてください。(笑)
人間は、大脳が発達した為に、常に思考しており1日中ストレスを感じています。ストレスがかかるとアドレナリンが分泌されますが、これは毒蛇なみの猛毒なのでドーパミンで中和する必要があります。例えば、旅行をするとワクワクして快楽ホルモンのドーパミンが分泌されアドレナリンの毒が中和されます。人類はアドレナリンで戦い、ドーパミンで娯楽をしてきました。悟りを開いている人間は自己保存本能から解放されているので、思考しても恐怖を感じずアドレナリンを分泌しません。しかし、悟りを開いている人間以外は、皆アドレナリンを日常的に分泌しているので、必ず何かの快楽に依存し、ドーパミンを出す必要があるのです。ただ、その依存の程度が、社会適応の可能な範囲であれば正常といわれ、社会適応できなくなれば〇〇依存症といわれるのです。依存症には多くの種類がありますが、脳内で起きている現象は同じです。依存症とは「ドーパミンの過剰とセロトニンの不足」の状態です。セロトニンの不足により、ドーパミンの暴走を統御する事ができず、「わかっちゃいるが、やめられない!」となるのです。
では、なぜ、制御不能な程の依存症になるのでしょう。それは、ドーパミンは、作用時間が短く、すぐに耐性が生じ、増量しなければ効かなくなってくるという弱点を持ち、より強い刺激が必要となるからです。「祭りの後の虚しさ」とはよく言ったものですね。日常のストレスが減らせず、長期に続くと、ドーパミンを繰り返し分泌する必要が生じ、何かの本格的な依存症となっていく危険があります。ドーパミンは、報酬系のホルモンなので、快楽を感じるあらゆる場合に脳内で分泌されます。代表的な場面としては、お酒を飲んでいる時、美味しいモノを食べている時、買い物をしている時、恋愛をしている時、ギャンブルやゲームをしている時、趣味を満喫している時、仲間とおしゃべりで盛り上がっている時、などが挙げられます。
まとめますと、人間は、社会適応可能な程度に何かの依存症となってドーパミンを出し、アドレナリンを解毒して、自身の健康維持を保っているのです。現代は、様々な娯楽があり、「推活」というネーミングのもと、いくつになっても堂々と好きなことに没頭できる時代ですが、もしあなたが「自分で制御できないくらい何かにはまっている」と感じたら危険のサインです。並行して、セロトニンを出す日常生活習慣も積極的に作っていきましょう。セロトニンは、アドレナリンとドーパミンの暴走を統御するホルモンなので、とてもとても重要です。